週末の来客。

日曜日は、りばさんナツさんが自宅に遊びに来てくれました♪

いつもブログを拝見してるとはいえ、出産後初めて会うので久しぶりでした。でもやっぱりお互いに近況をだいたい把握できるのが面白いですね(笑)出産後に友人と会うときには、こちらの都合で自宅にお招きすることが多いのですが、息子と一緒にのんびりお話が出来て本当に楽しかったです。ベビーカーで外出できるとはいえ、外だとなかなかこうはいかないんですよね。お二人とも、遠いところをわざわざありがとう!

d0012451_222640.jpg出産のお祝いに頂いた、「森の動物園(?)」という名称のおもちゃ。木のおもちゃって和みますねー。他にも可愛らしいぬいぐるみや絵本を頂いたのですが、さっそく息子に渡したり、読んでみたり。まだまだ反応は薄いですが、息子が遊べるようになるまでは私が遊びますよ(笑)
ちなみにこの日の息子はお姉さん2人に構ってもらえてご機嫌な様子でした。赤ちゃんが女の人が好き、という噂は本当なのかな?最近、ますます甘えん坊になってきてます!
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# by skintandminted | 2010-03-01 22:27 | life

春服計画。

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左)ドゥーズィエムのツイードジャケット 右)See By Chloeの花柄ワンピース

最近ワードローブに加わった洋服です。気が付いたら冬服が黒ばっかりで、なんだか暗い・・・と思っていたので、春物はもう少し明るくいきたいなと考えています。とはいえ、やっぱり色は抑えてありますね(笑)ワンピースはとにかくこれ1枚で着たいのですが、しばらくは無理なので去年の秋冬に購入したbeautiful peopleのライダースを合わせようと思います。ローヒールやスニーカーでも合わせやすそうな丈なのが気に入ってます。

乳幼児がいるとなかなか好きな洋服が着れなかったりしますが、基本的に普段は楽な格好しかしないので、こういう服は完全にお出かけ用ですね。せっかく買うのならこの先ずっと着たい!と思える服に落ち着きます。だから今着れなくても、数年先のために買ってたりします(苦笑)

ほんとにオシャレな人は、普段着も可愛いんだろーなーと思う今日この頃。私は洋服に対してモチベーションの落差が激しいので、「どうでもよい服」と「オシャレ着(?)」が完全に分かれてしまっている気がします。。。いつも近所を歩くママさんたちを見て、これじゃいけないなーと思うんですよね。でも「近所なのにきちんとした格好&メイクで買い物に行ける人」のハードルはかなり高い・・・!
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# by skintandminted | 2010-02-23 23:09 | fashion

(500)日のサマー

『「(500)日のサマー』、先週末に観て来ました。
どうしてもこの映画が映画館で(←ポイント)観たくて悶々としていたのですが、「日曜は家で仕事するから、遊びに行ってきたら?」という夫の言葉に甘えて、久しぶりに一人で映画を楽しむことが出来ました。しかも本当に良い映画で大満足!色々な方がブログでこの映画を紹介されていましたが、ストーリーはもちろん、映像や音楽、ファッションetc、細部に至るまでこれでもか、とツボをつかれてしまいました。
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主役の2人の雰囲気がすごく良くて、会話の内容に色んなバンドやら小説やら登場するので、映画の中のカップルというよりも実際にこの2人がいるような感じで見入ってしまいました。インディーズの音楽が映画に使われることは良くあることだけれど、作中に流れるだけでなく、会話にも、小物にも、そしてファッション(トムのバンドTシャツ・・・)にも出てくる恋愛映画って、私の知ってる限りではこの映画がダントツです。しかし男女の出会いにThe Smiths持ってくるなんて、ある意味で直球(?)ですね。トムがカラオケで"Here Comes Your Man"(PIXES)歌うのも、"Love Will Tear Us Apart"(Joy Division)のTシャツ着てるのも、ウィットが効いていて面白い。アメリカでこの趣味だから、ナードに分類されるであろうトムですが、サマーとの出会い以来、シャイな雰囲気の彼がはじけている感じがすごく好きでした(笑) ミュージカルのシーンなんか、まさにそうですね。

個人的にはストーリーが時間軸に沿ってなかったり男性視点で描かれていることや、監督がバンドのPVを手掛けていたというところで、ミシェル・ゴンドリー監督の『エターナル・サンシャイン』を思い出しました。ちょっと気弱な男性と奔放な女性、という組み合わせも似てる気がします。両方好きな作品ですが、キャスト的にはこちらの作品の方が好きでしたね。ジョセフ・ゴードン=レビットとズーイー・デシャネル、とにかくオシャレで絵になる2人だなーと思います。しかしズ―イーちゃんがDeath Cab For Cutieのボーカルと結婚していたなんて知りませんでした。

この映画の後で、仲の良いAちゃんと食事&お茶したのですが、Aちゃんも私と趣味が似ているのでこの映画の話で大いに盛り上がりました(笑)久しぶりに行ったNid CafeやA to Z Cafe、居心地が良くて思わず長居。たまにはこういう時間が作れたら良いなーなんて思いました。

偶然だとは思いますが・・・(ネタばれあり)
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# by skintandminted | 2010-02-22 23:17 | movie

3ヶ月検診

区で行われている3~4ヶ月検診に行ってきました。
会場となる施設についてびっくり、ほんとに少子化?というくらい同じ月齢の赤ちゃんがたくさん!
当たり前なんですが、普段は息子よりもずっと大きい赤ちゃんを目にすることが多いので、なんだかワクワクしました(笑)
子供が生まれてからというもの、自分の子が可愛いのはもちろんなんですが、他の赤ちゃんの様子を見てもなんか顔がほころんでしまう。
「あー、あんなことするよなあ」とか「あの子、大きいなー」など、息子ベースではあるのだけれど、「赤ちゃん」全般に対して自分なりの見方が出来てきたなあ、という感じ。
前は正直、どう接していいかわからないところがあったのだけど。
隣に座ったママさんとも、育児の話だけで話がはずむものですね。

待ち時間が長くて、楽しいながらも終わったときにはやれやれ、という感じでしたが、息子はまずます順調に育っているようで良かった。
ただ一つ心配なのは、なんとか成長曲線内とはいえ、体重が少ない事。
3か月半で5380g・・・。1ヶ月検診から1kgちょっとしか増えてません。
何人かの保育士さんと話して、昼間の授乳回数を増やすことにしました。
夜はぐっすり10時間以上寝て、動きも活発な息子。
昼間も機嫌良く、お腹が空いていても泣くことが減ってきて、授乳のタイミングが掴めなかったりします。
寝るのは無理に起こさなくて大丈夫ということだったので、昼間の飲みっぷりに期待するしかない・・・かな。
後は離乳食をたくさん食べてくれるといいなあ。
首座りは完了し、BCGの接種も無事に終了。
次は6か月検診なのですが、その前に体重のチェックをしにまた同じ施設へ行くことになりました。
うーん、どうなるのかなー?
ミルクもちょっと足してみようか、悩むところです。

d0012451_22545431.jpg写真はSALEで購入した、プチバトーの洋服です。
身長は60cmを超えていて、そろそろ今着ている服がキツイ・・・ということで色々探したのですが、グレイッシュな色味がベビー服には新鮮で、気に入ってけっこう買ってしまいました。
サイズが細身なのも息子には合っているようで、67サイズでもけっこう良い感じ。
ベビー服はすぐ小さくなってしまって、本当に着る時期が短いのですが、やっぱり手触りがよかったり、デザインが可愛いのを見てしまうとそっちにばかり目が行ってしまいますね・・・(苦笑)
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# by skintandminted | 2010-02-18 23:05 | baby

これ以上増やしてどうする。

タイトルは、漫画の話。
今でこそ、兄と私が結婚して実家と離れて暮らしているので、漫画の所在地もバラけているのですが、兄弟で持ってる漫画の数を合わせたらすごいことになります。
そのぐらい皆揃って漫画好きなのです。
「めったな事ではあまり漫画を買わないようにしよう」(新居ではすっきり暮らしたい・・・)と思ってたのですが、やっぱりちょこちょこ買っては読んでしまう。

・・・まー、漫喫も行けないし。
行ったことないけど。
人と貸し借り出来るほどアクティブに動いてないし。

というわけで漫画を読まない夫には申し訳ないけど買ってきてもらいました>『モテキ』
d0012451_22475535.jpg『もやしもん』(これも実家にある)と同じイブニングで連載してるそうですが、30歳で彼女いない歴=年齢な男性が織り成す恋愛劇。
以前から面白そうだけどどうなの?と思ってたんですが、今まで読んだ事のない感じ(ジャンル)で新鮮でした。恋愛ものでリアルで・・・ってなるとなんだか恥ずかしかったり、寒かったり、結局現実的じゃないじゃんって感じで、上手に書いていくのは難しいと思うのですが、作者の方上手ですね。って、なんか偉そうなんですけど読んでて本当にそう思いました。個人的には現実的でない漫画の方がのめりこむタイプなんですが、ギャグとシリアス、男性漫画と女性漫画、恋愛物を越えた人間描写etc、色々な漫画の要素がちょうど良いバランスを保っていて、引き込まれます。

女性が書く、「もてない男性が恋愛に奮闘する漫画」で他に思い出したのは安野モヨコ氏の『花とみつばち』なんですが、こちらのほうが(好みもあるけど)数段面白く感じました。なんていうか、『花と~』は主人公が高校生という設定上、恋愛においての外見というものに拘り過ぎている感じがするし、まだまだ将来に期待させる「前フリ」的な恋愛ストーリーを展開するのに終始していたというか。まー、非現実的な設定も多すぎたし。(そこがギャグなわけだけど)『モテキ』はその点、なかなか痛い所付いてきますからね。主人公が20代前半だったら・・・昔から痩せてたら・・・派遣社員じゃなかったら・・・せめてもう少しコミュニケーション力があったら・・・と、なかなか「惜しい」感じではありつつ、ことごとくポイントを外すという、残念な設定が読者には嬉しい。(のか?)

女性漫画家だから書けたんだろうなーという、脇役女子の設定がことごとく細かくてリアルなのも良いですね。そういう繊細な部分はありつつ、ギャグは(他の漫画の引用が多いのですが)芸が細かくて面白いです。女性が書くギャグがかなりの割合でダメな私としては、わりと抵抗なく読めたので、やっぱり青年誌に連載されてるだけあるなーと感じました。男の人で、恋愛漫画内の寒いギャグに耐えられる人・・・少ないと思うので。あとがきでも思ったのですが、たぶん器用で物事を客観的に見れる方なんでしょうね>久保ミツロウ氏。

と長文になってしまいましたが、主人公が黒髪メガネ男子で普通にカッコよくないか?(非デブ時)ということは置いておいても、なかなか続きが気になる漫画です。
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# by skintandminted | 2010-02-17 23:22 | book

Valentine's Day Dinner

最近何かにつけて食べているので、ブログの記事も食べ物の事ばかりです。

バレンタイン・デーも、もはや私たち夫婦にとっては食いだおれイベント。夫と近所のカフェでランチした後、食材を買い出しに。息子の面倒も見てくれたので、夕方からキッチンで思う存分料理することが出来ました。出来あがったのは、

野菜のバーニャカウダ
インゲン豆と野菜のおかずスープ
子羊のロースト
フォンダンショコラと柑橘類のシャーベット

でした。バーニャカウダもスープも野菜が10種類くらい入っていて、さらにスープには豆が3種類(インゲン豆・ひよこ豆・レンズ豆)入っているので、これだけでお腹いっぱいに。スープはdancyu2月号のレシピを参考にしたのですが、生ハムを入れるとこんなに味が出るの?というくらい濃厚なスープになりました。コンソメ不要です。ちなみにこの号のdancyuは美味しそうな煮込み料理がたくさん載ってます。ラムは夫からのリクエストで、高温のオーブンで焼き上げました。付け合わせは(見えないですが)マッシュドポテトとクレソン。デザートは初めてフォンダンショコラを作ったのですが、焼きすぎてマフィン化してしまい失敗・・・。シャーベットはオレンジとはっさくの果汁で作りました。
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この日は息子が寝た後で夕飯にしたので、少量だけど久しぶりにワインが飲めて美味しかったです。(最近の息子は夜21時頃に寝ると、次の朝7時頃まで起きない。)夫と晩酌しつつ色々な話が出来たので、こういう時間を設けられて良かったなと思いました。
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# by skintandminted | 2010-02-15 17:30 | food

お食い初め

d0012451_16362511.jpg先週の日曜日には、息子のお食い初めをしました。家族3人でささやかながら100日(とちょっと)のお祝いを。
献立は鯛の塩焼き・筑前煮・赤飯・えびしんじょ椀・春菊とほうれん草の胡麻和え・蛸の刺身・紅白なます・苺のババロア。
鯛は実家の近くにある、なじみの魚屋さんに頼んでおいたのですが、「小さいもので大丈夫です」とお願いしていたのに「いやー、良い鯛が見つかったよ!お祝いにぴったり!!」とはりきって、かなり立派なものを仕入れてくれました(苦笑)そして魚焼きグリルにギリギリで、焦って焼いたら焦げました・・・。
でもその他の料理はまあまあ上手くいって良かったです。特に美味しかったのはえびしんじょ椀。本来ならばはまぐりなどのお吸い物が良いらしいのですが、貝を用意できなかったので作ってみたら好きな味でした。
ちなみに器はお宮参りで神社から頂いたもの。歯固めの石もそちらで許可を得て拾いました。
今回はお正月料理を作らなかった分、色々と勉強にもなったと思います。

主役の息子は何が起きているんだろう?と不思議そうな様子。日によっては、食事の匂いを嗅ぐとよだれが増えたりすることもあるんだけどなあ・・・。(たまたま?)
でもこの日はお昼寝が短かったので眠かったらしく、しばらくするとぐずってしまいました。まあ、息子にしたらまだ食べられないし、面白くないのかもしれないけれど、こうやって食べ物でお祝いする習慣がある日本の伝統文化は良いなあと思います。これから美味しいものをたくさん作ってあげたいですね。
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# by skintandminted | 2010-02-08 17:19 | baby

節分の日

しつこく料理ネタですが、数年前から耳にするようになった「恵方巻き」。要するに太巻きなのですが、節分に食べるのは関西の風習らしいですね。実は巻きずしはおろかすし飯も作ったことはありませんでしたが、せっかくなので挑戦してみました。
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七福神に因んで7種類の具を入れるのが良いということだったので、シイタケ・かんぴょう・出汁巻き卵・きゅうり・でんぶ・かまぼこ・茹でた三つ葉を用意しました。シイタケやかんぴょうは本当はそんなに好きじゃないので取り除こうかと思いましたが、自分で味をつけたら意外と食べられたので良かったです(笑)

d0012451_12182847.jpg本来は恵方巻を一人一本そのまま食べる習わしだそうですが、食べやすいように切って重箱に詰めました。節分=季節を分ける、という意味も込めて春っぽい器を用意。「和食を華やかに」が最近の課題なので、今後もこういうお祝い向けの食器などを揃えていきたいなあと思います。塗りのお椀が欲しいです。しかし後で気が付いたのですが、節分の豆をまったく用意してませんでした・・・。
帰宅した夫と遅めの夕食になりましたが、さっぱりした恵方巻きは食べやすくて完食。手間はかかりますが、節分にこうやってお祝いするのもいいなと思いました。

今週末にはお食い初め(子供の生後100日のお祝い)があるので、またお祝いの食卓をブログに書きたいと思います☆
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# by skintandminted | 2010-02-04 12:35 | food

初挑戦

久々に料理について。

最近は基本和食で一汁三菜を心がけているのですが、気がつくと献立がパターン化してたり、食卓の色彩が地味な感じになったりしてしまうので、新しい料理に挑戦したり、食器や盛り付けを工夫したりするようにしています。とはいえ、たまに恋しくなってしまう洋風の料理。特に寒い今の時期は煮込み料理が食べたくなってしまいます。暇を見つけてはせっせと材料を仕込んで、息子が寝ている間に仕上げよう・・・と奮闘中。

今日はポトフにするか悩んだけれど、初めてボルシチを作ってみることにしました。

ボルシチといえば、懐かしいのは給食で食べた味。給食にボルシチって珍しい気がするのですが、うちの小学校ではメニューにありました。普通の公立だったのですが、給食がけっこう美味しい小学校だったんです(笑)でも、実はちゃんとレストランとかでは食べたことがないし、大人になってからは食べていなかったことに気が付きました。なので、何が入ってるかもまったく知らなかったのですが・・・
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こんな野菜が入っているんですね。ビーツという、西洋野菜です。御覧の通り、切ってみると綺麗な赤。ボルシチ=トマト味のシチュー?ぐらいの認識だったのですが、あの赤い色はこの野菜が原因だということが判明しました。
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味はけっこう癖があり、一言で言うと「土っぽい」感じです。あまり食欲をそそる野菜ではないのですが、ボルシチにはとにかく必要らしいので、赤ワインにつけてから摩り下ろして使いました。
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スープは違う料理で残った鶏がらと、材料の野菜の皮や切れ端など。コトコト1時間ぐらい煮込みます。それから炒めた牛肉と玉ねぎ、それに野菜(ビーツ含む)とローリエ、ブイヨン、赤ワインなどを加えて更に火にかけました。ほんとは火にかけすぎると、ビーツの綺麗な赤い色が損なわれるらしいのですが、煮込んだ方が美味しいに違いない・・・と勝手に判断。それにしても、かなり豪快な量になってしまいました。
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サワークリームを乗せて完成です。味は給食で食べたボルシチとは違いますが、なかなかでした。トマトを入れるのですが、ビーツとトマトの分量を調節することによって、好みの味になりそうです。ちなみに私は生のトマトを2つ入れたので、けっこうトマトシチューっぽいです。給食のボルシチはおそらくトマトシチューだったのでしょう・・・ビーツは入ってないと思いました(笑)

思いがけず詳細なボルシチレポートになってしまいましたが、今後も作った料理について書ければなーと思います。
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# by skintandminted | 2010-02-02 22:58 | food

The Catcher In The Rye

J.D. Salinger、亡くなったそうですね。
大好きな作家の一人として、ご冥福をお祈りします。

訃報のニュースを聞いて、久しぶりにまた『ライ麦畑でつかまえて』を読んでみようかなあという気分になりました。ずっと隠遁生活を続けていたサリンジャーの死によって、これから明るみに出てくる著書や映像化される作品はあるのか?というのはファンの気になるところでしょうね。もちろん私も気になるのですが、なんだかそのままそっとしておいた方が良いような、そうでないような。作家があれだけ世間の目から離れて生活したがったのとか、自分の作品を頑なまでにそのままの形で(映像化とかせずに)留めたかったのには、「意地」以上の何かを感じてしまいます。まあ、そうはいってもあれだけのベストセラー作家を放っておくわけにいかないのが世の常ですが。

『ライ麦畑でつかまえて』については、ずっとブログに書こうと思っていました。
でも結局今まで一度も書かなかったのは、この小説の魅力が何なのか、自分の書く文章では上手く言い表せなかったのです。

大学時代、『ライ麦畑でつかまえて』だけを一年間考察するというゼミを取っていました。でも私はイギリス文学が専攻だったので、教授に直接お願いして聴講生として参加していたのです。聴講生の割にはあれやこれやと自分の意見を言っていましたが、本当に有意義で、今でも忘れられない授業の一つです。主人公のホールデン・コールフィールドの弟が被っていたハンチング帽の意味から、ホールデンの恩師であるアントリーニ先生が果たしてゲイなのか否かまで、真剣に話していました。チャプターごと、ページごと、台詞ごとに細かく追っていって、これはこうだのああだの考えるのが面白くて、同時になんて奥が深い小説なんだろうと感銘を受けました。そんなに長くもないし、英語も話し言葉で簡潔に書かれているので、さらっと読んでしまえる小説ではあるのですが、気になりだすと止まらないような、不思議な引力を持った作品です。

事実、私が初めて読んだ時にはそれほど深く考えずに最後まで読み、ホールデンの歯切れのよい台詞、そこにあるアイロニーやウィットに思春期特有の反骨心を感じ取って、共感した気分になっていました。しかし読み返せば読み返すほどに、この小説が持つ、一種の物悲しさ、やるせなさ、そして途方もない孤独感に惹かれていきました。ホールデン・コールフィールドという人物はティーンエイジャーの強がりや甘えを具現化した人物であると同時に、もちろん作者であるサリンジャーが持つ問題意識を代弁している人物でもあるという点が、この小説を面白くしていると感じます。若い作家が書いている小説ではないからこそ、様々な視点や問題を絡めて、ここまで簡潔(に見せかけて)仕上げてあるのには、恐れ入るばかり。

他にも好きな小説は数あれど、この小説はいつまでも手元に置いて読みたいなと思います。
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# by skintandminted | 2010-01-29 23:43 | book