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夏フェスはおあずけ

今年も始まりましたね、フジロック。

ここ数年「No festival, No summer」が私のテーマになっていまして。
夏は暑いし苦手だけど、フェスがあるから楽しみだったのです。
でも今年はバリ旅行にも行ったし、留学を控えているので、私は残念ながら自宅待機、というか自粛です。。。うーん残念。

正直、まだ観たことがないThe cureとジャーヴィス・コッカーが観れたらOKかな、というラインアップなのですが。
(考えてみると、大部分のバンドは観たことがあるんですよね。)
何よりもフジロックはあの環境が素晴らしい。
兄に「何が楽しみ?」と聞いたのですが、

「ビール」

という一言だけが返ってきました。
バンドよりもビールって・・・。

サマソニも見送ることにしましたが、インドアのラインアップに惹かれまくってます。
いいなー、Bright EyesにDinosaur Jr.
# by skintandminted | 2007-07-27 17:15 | music

再び・・・

旅行にでも行こうという話になりまして、お盆の前を狙って計画中。
今年はまだ行ってないし、留学前だし、ということでやっぱり温泉です。
一泊二日の小旅行だけど、調べてみると色々な旅館があって迷ってしまいます。

ついでに、いつか行ってみたい旅館を留学後に忘れないようメモ。

・妙の湯(秋田)
・箱根吟遊(箱根)
・玉の湯(由布院)
・亀の井別荘(由布院)
・俵屋(京都)
・文珠荘松露亭(京都)
・三水館(長野)
・旅籠(群馬)
・胡蝶(石川)

値段的にも雰囲気的にも、行けるのは当分先・・・という旅館もありますが、そのうち温泉好きの母を連れて行けたら良いなーと思います。あ、銀山温泉にも行ってみたいな。
基本的には歴史のある純和風の旅館が好きなのですが、いくつか旅館に泊まってみて思うのは和モダンな旅館も機能的で過ごしやすい、ということ。挙げたのはどこも有名どころだと思うのですが、いつかは「あまり知られてないけど良い風情のある旅館」を見つけたいのです。

いつか再訪したい旅館は↓
・あらや滔々庵(石川)
・あさば(伊豆)
・あせび野(伊豆)

どこも甲乙付けがたいのですが、あさばは料理が今までの人生で一番美味しかった、という点で一番のお気に入り。夕食・朝食はもちろん、デザートや温泉饅頭(お土産に出来る)まで絶品なのです。内湯が露天風呂に比べて見劣りする気がしますが、全て望むなんて無理なことですよね。正直、あさば以上の値段は他の旅館に払いたくない・・・かも。 
あさば宿泊記はコチラ

あらや滔々庵も料理自慢な宿だけあり、美しい懐石料理を出してくれました。あさばが5点満点だとしたら、4.4点くらい。あと、こちらの露天風呂がかなり快適(湯質も◎)&バーがものすごく素敵。難を付けるとしたら、客室&眺めに特筆すべきものがないこと、くらい。全体的にポイントの高い旅館でした。将来女友達と行きたい宿です。

あせび野はCPの面で一番良かった宿。お風呂も露天の大浴場の他に貸切がたくさんあるし、部屋にもついてるのが嬉しい。部屋も眺めがよく、清潔で使いやすいし、仲居さんが来ないのも気兼ねなく過ごせて良かったです。ただ、お料理が美味しいことは美味しいのですが、たまに普通だなーと思うものもあり、3.7点くらい。焼き物は美味しかったんですけどね。それ以外は素晴らしい宿でした。
あせび野宿泊記はコチラ

というわけで、温泉というより食べ物目当てに行ってる気がしますが、日本を離れるのが惜しい理由の一つが旅館だなーとつくづく思います。
# by skintandminted | 2007-07-25 15:19 | travel

ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち_d0012451_21251733.jpg最近邦画をレンタルして観ることが増えている。数年前までの私はほとんど洋画にしか興味がなかったのだけれど、邦画を観始めると邦画には邦画の良さがあるなーと今更ながら気が付いた。何が良いかって、やっぱり、登場人物や切り取られた場面に親近感が湧くこと。日本語の微妙なニュアンスも含めて、大部分をそのまま理解出来るというのが嬉しい。洋画には確かに新しい考えや知らない文化に触れられるという利点があるけれど(そしてスケールも違う)、最近は邦画で日本のことを再認識しているようなところがある。湿っぽいけれど、懐かしい感覚。なんともいえないたたずまい。良い邦画はかめばかむほど味わいを増すようなところがある。

そして、ようやく観たのがこの『ジョゼと虎と魚たち』。 犬童一心監督の『メゾン・ド・ヒミコ』は以前観た事があったけれど、私は『ジョゼ~』の方が好きだった。


-感想-(!ネタバレあります!)

忘れられない恋愛の記憶。オープニングで語られるのは最初から過去形で、結末が判ってしまうようで嫌だなあと思ったけれど、最後まで観て納得した。これは恋愛映画だけれど、ただ一組の男女が付き合って別れる、という話とは少し違う。足が不自由なジョゼは、外界からの生活とは切り離された人生を送っていて、恒夫との結びつきは恋愛というよりも、人が人を恋しい、関わりたいと思う心理(同性や異性に限らず)から来ているような気がしたからだ。まー、恋愛と同じといえば同じ・・・なのだろうけど、とにかくジョゼの前には恒夫が現れて、そこからジョゼの世界が広がったことは確かだ。ジョゼがそれまでの自分のことを「深い海の底にいた」と話すシーンがあったけれど、その孤独にも気が付かず生活していたジョゼにとって、恒夫はある意味で限りなく優しく、ある意味で残酷な存在であったのだと思う。
恒夫がジョゼのことを愛しいと思うのも、だんだん重たいと感じるのも、矛盾しているようだけれど、同時に心の中で存在してしまうのが現実の悲しいところ。でもそれは、(今までイマイチ好きになれなかった)妻夫木君が普通の大学生を好演していたので、そこまでドロドロした感じにはならなかったけれど。別れの理由を、「僕が逃げた」って言い切ってるし。。。、恒夫は「心は優しいけど、無邪気さや素直さが時に相手にとって残酷な場合がある典型」だと思う。だから恒夫の元彼女はこうジョゼに言い放つ。「恒夫君はそんなご立派な人じゃない」と。
でもジョゼにとって、恒夫が「ご立派な人じゃない」からこそ魅力的だったのかもしれない、と思う。自分に対して素直に振舞う彼に対して、ジョゼが惹かれていったのは確かだからだ。ジョゼの食事を「美味い」と言って食べる恒夫。ジョゼの笑顔を見て、嬉しそうな顔をする恒夫。ジョゼは恒夫が自分から離れていくことも止めなかった。おそらく、恒夫のことを深く理解していたからだ。ジョゼにとって、恒夫は唯一の観察対象だ。恒夫がジョゼを理解するのと、ジョゼが恒夫を理解するのでは、ジョぜの方が上手なんじゃないかと思う。
恒夫はラストで泣き崩れた。ジョゼは車椅子で軽やかに走っていた。でも、逆だって想像できるだろう。恒夫が笑顔で日常を送り、ジョゼが過去を思い出して泣いているところを。お互いがお互いの人生に深く影響を与えるということが、恋愛の素晴らしいところであり、怖いところでもある。
だからこそジョゼは、二人で過ごした時間を悔やむことはないのだろう。
# by skintandminted | 2007-07-19 22:43 | movie

Bali旅行②過ごし方

Bali旅行②過ごし方_d0012451_21544971.jpgバリ島ではほとんどホテルの部屋か、クラブのラウンジでのんびりしてました。初めて天蓋つきのベッドの部屋に泊まりましたが、いかにも南国という雰囲気で良かったです。部屋自体はそんなに広くはないけれど、必要なものは一通り揃っているしテラスも付いていて◎でした。
夜になると、写真のように寝巻きを用意されます。これがどうも日本の浴衣のようでしたが、本当に浴衣なのかは不明。

ホテルの外に出たのは、初日にジンバランの海岸に行ったのと、最終日にジェンガラのお店で食器を買ったり、スミニャックで雑貨を買ったり、軽食を取った時だけ。・・・というのも2日目の深夜、突然彼が高熱・嘔吐・腹痛(!)に襲われまして。。。本当は次の日にツアーで名所やウブドにも行く予定だったのですがもちろんキャンセル。原因がわからなくて心配だっただけに、ホテルのスタッフが皆とても親切なのには本当に救われました。わざわざラウンジから軽食やお茶を運んでもらったり、大量のタオルや水を用意してもらったり。回復した後はフロントを通るたびに「体調はどうですか?」と気にかけてもらえて、リッツのホスピタリティーは流石だなーと感心してしまいました。

Bali旅行②過ごし方_d0012451_2229695.jpgとはいえ、ホテル内だけでも様々な施設があるので、まだまだ見て回りたかったくらいです。写真はキシックというシーフードレストラン。崖の上というロケーションもそうですが、地面が砂になっていたりオープンエアーだったりと、かなり珍しい雰囲気。(雨の日はどうするんだろう・・・)やっぱり海を眺めながら飲むビールは良いですね。リッツはお酒類が高いのが残念でしたが、それでも大満足の内容。ソフトシェル・クラブや海老のローストが美味しかったです。

これ以外の夕食だと、ホテルのガーデンで食べたキャンドルライト・ディナーが良い思い出になりました。冷静に考えるとロマンチック過ぎる感じがするのですが(笑)、キャンドルや花をセッティングしてもらい、周囲に誰もいないという状況で食事するなんて初めて。おまけにバリ島はものすごーく星が綺麗に見えるので、非現実的な感じがしました。ただ、綺麗なものばかりではなくオオトカゲ(50cmくらい)も見ましたけど。。。
食事は正直そこまで期待してなかったのですが、とても美味しかったです。3コース+デザートやコーヒーも付き、CPもなかなか良いなあーと。

Bali旅行②過ごし方_d0012451_225562.jpgリッツで楽しみにしていたエステにも挑戦しました。エステは初めてで勿体無いと今まで思っていたのですが、感想から言うととっても良かったです。
フットバス→海草ボディ・パック→フラワーバス→アロマティック・マッサージ→スキンクレンジング、と一通り終えるとなんだか身体が軽く解毒されたような(笑)感じでした。写真のヴィラ形式のエステルームだったのですが、すごくリラックス出来る空間です。また機会があればやってみたいなー。
ちなみに海水で出来たアクアトニック・プールにも行ってきましたが、ちょっとした苦行のような感じで、けっこうきついエクササイズもありました。マッサージ・ジェット等、かなりの威力でびっくり。
# by skintandminted | 2007-07-15 23:04 | travel

Studying in UK

バリ旅行記を書くはずだったのに自分のカメラを彼宅に置き忘れたためテンションが上がらず。なので今回は留学の話題をタイトルどおりとりとめもなく書いてみます。長いです。

●留学準備
これから留学まであと約1ヶ月ということで信じられないほどの急ピッチで動いている準備ですが、いわゆる斡旋業者や代行サービスを通していないため、ほんのちょっとの確認事項でもいちいちその担当者にメールしないといけない(しかも返信がいつ来るか分からない不安)という不便さとの戦いを繰り広げております。

で、実際にあったのがこんなトラブル(?)。パンフレットに書いてあるメールアドレスに何度送ってみても届かない。仕方ないので、総合的な案内をしているInternational Officeにメールをすると、ありがたいことに連絡を取りたいdepartmentにはメールをforwardしてくれる、とのこと。すると、そのdepartmentが送ってきた返事が・・・

"There is indeed a problem with that e-mail address "

ええー、パンフレットにちゃんと書いてあるのに、そりゃーないよ・・・。しかもわかってるなら留学生には教えてくれ、という話。

でもこんなことは序の口だろうなーと、一人で面白がりながら準備を進める私、ちょっと変かもしれません。それでも「イギリスだから仕方ない」と思えるうちは、我慢することにしているのです。

●大学院での専攻
「イギリスに行って何を勉強するの?」とよく聞かれます。そして、聞かれるのは当然だとも思っています。ただ、私が専攻するのは、"Histories and Cultures MA"という、私自身あまり馴染みのない分野です。日本の大学ではもちろん、おそらくはイギリスの大学でも珍しい専攻分野。そしてはっきり言って、将来の職業に直結するか?と聞かれたら、おそらくNoでしょう。
元々、私は数年前までは大学院に行くなんて考えてもいませんでした。それでも、大学に通いながら「いつか留学をしよう」と思っていた。それはなぜか?答えは簡単で、「イギリスが好きだから」、これだけです。正直に言って、英語はそこまで好きなわけではありません。でもイギリスの文化が好き。だから英語力が必然だった、というのがそもそもの話。ただ、大学を卒業した今では「イギリスの」に留まらず、英語圏の文化は広く興味の対象になってます。それこそ卒論のテーマ「ビートニク」のように。
そんな私が大学院を目指したのは、卒論の教授からの「君は大学を卒業するんだから、大学院に行きなさい」という一言でした。「はい、そうですね」と思わず即答していた私。調べてみると、確かにTOEFLのハードルは高いものの、授業料は学部ともそんなに変わらないし、応募の条件は満たしている。いま大学院で勉強する準備を進めているのは、まぎれもなく幸運な偶然や色んな人からのサポートのおかげです。
話が多少それましたが、私の専攻は今まで個人的に興味を持っていたこと、そして大学で勉強してきたことと自然と重なる結果になったと思います。先日Course leaderと電話で話したのですが、ポストコロニアリズム文学もテーマの一つになるということで、イギリスで勉強するのはけっこう面白そう。そして変わったことに、専攻はArt and Architectureというdepartmentのうちの一つなので、文化を勉強するには良い刺激となりそうです。

●ポンド高
なぜポンドがいま、これだけ値上がりしているのでしょうか。ユーロと連動しているにしても高すぎやしませんか?おまけにロンドンの地下鉄は初乗りがなんと£4、現在£1が約250円なので、1000円ですよ。つまりポンド高以前にイギリスの物価も非常に高い状態。いくらシティーの金融業界が儲かっているとはいえ、イギリスの好景気なんて関係ない留学生にとっては頭が痛い話です。変動の激しいポンドだけに、まとまったお金=授業料や寮費を送るタイミングに、運を問われているような気がしてなりません。博打を打っているような気分です。
# by skintandminted | 2007-07-12 00:27 | study abroad